国道33号線から

窪野町から
  
小山岳(東温市上村)から
真城ヶ台(しんじょうがだい)
愛媛県松山市窪野町
標高587m
▲山頂の三角点
地形図名 松山-松山南部
種 別 三等三角点
点 名 窪野
緯 度 33°43′28″.7103
経 度 132°51′10″.2711
標 高 537.12m
所在地 愛媛県松山市窪野町字引地乙108番ノ第1

真城ヶ台は久谷の奥にあって、勝山の真東、引地山の西麓に位置するお山です。
国土地理院の地形図には名前が載っていません。

台地には昔、上質の石炭を採掘した“四国炭坑”がありました(昭和21年、閉山)。
現在、炭坑跡地は植林に埋もれ、過去の営みを知ることはできません。
その頃採掘された鉱石は県立博物館などで見ることができます。

真城ヶ台最大の特徴のふたつの崖は「黒崖御崖」と呼ばれています。
三坂峠へ往来する国道33号線から見ると、切り立った崖でできた真城ヶ台はまるでテーブル・マウンテンのようです。

“真城”の名が示すように(魔城ではありません)、山上には中世、河野氏の城が築かれていました。
河野四十二城のひとつ、窪野真城で、城代は森讃岐でした。
森讃岐は隣の勝山にあった葛掛城の城代でもありました。

真城ヶ台の三角点と山頂を二日に分けて訪ねてみました。
三角点、山頂共、四国電力の送電鉄塔巡視路から先は道がありません。
距離、時間的には大したことはないのですが、暗く、イノシシの気配漂う植林帯をGPSとコンパスを頼りに地形を読みつつの山行となりました。
帰りは記憶力と自分が巻いた赤テープが頼りでした。
テーブル状の台地ですが、尾根状な地形がわずかながら確認できます。
けれど、陽も差さないような植林のせいでぐるり似たような風景が連続、方向感覚も狂いがち。
その上、山仕事の踏み跡にイノシシが付けた獣道も交錯し、植林・伐採された木と木の間隔が道のように見えたりして、判断も鈍りがち。
上の写真でも分かるとおり、山の西側は切り立った崖になっていますので、それも気になります。
探検気分も吹っ飛ぶ、低山の難しさを改めて感じる山行となりました。
一応、赤テープは残してきましたが、GPSなどが無いと帰路が不安です。
ピークハント、三角点ハンター以外の方は、148番送電鉄塔の広場がおすすめです。
鉄塔下は遠足の集団が来ても大丈夫なほどの広く、視界を遮る林も無く、見晴らし良好、日当たり抜群です。

引地山への登山口がすぐそばにあり、途中には、四国一高所にあると言われる堀越池という人工のため池があります。
引地山から尾根を伝い、皿ヶ嶺へ向かう縦走も、健脚向きですが可能です。

7km
2km 広瀬
拾町
交差点
4.7km
久谷支所
1.7km
窪野 1.3km
1.3km
真城ヶ台
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