(写真左から)岩子山、経ヶ森、護摩ヶ森。
大丸山(梅津寺)にて

経ヶ森山頂の観音様を護摩ヶ森から

梅津寺登山口から、岩子山

経ヶ森山頂から、護摩ヶ森

経ヶ森(きょうがもり)
愛媛県松山市高浜
標高203m
※三角点はありません。
岩子山(いわこやま)
愛媛県松山市高浜
標高181m
※三角点はありません。
護摩ヶ森(ごまがもり)
愛媛県松山市太山寺、石風呂
標高約170m
※三角点はありません。

経ヶ森岩子山護摩ヶ森は、四国八十八カ所霊場第52番札所太山寺を中腹に抱く太山寺丘陵に南部に属するお山です。
山を越えて西側の高浜、梅津寺の沖には、興居島が指呼の差に浮かんでいます。
経ヶ森山頂は松山界隈のお山を多数、一度に捉えられる場所です。

経ヶ森の名は、聖武天皇自ら金光明経と法華経の写経を山の頂に埋めたという云い伝えからです。
護摩ヶ森は、弘法大師が護摩供を修せられた場所との云い伝えです。
小岩山の由来は分かりません。
ただ、梅津寺からの登山道沿いや山頂には、小石が集まって岩(巌)となった大きなさざれ石が見られます。

松山観光港から経ヶ森を越え、太山寺に至る道はその昔、太山寺高浜道と呼ばれていました。
海と山に囲まれた高浜の人々にとって大切な生活道でした。
太山寺本堂建立の材料もこの道で運ばれました。
高浜の港に着いた遍路らもその道を経て太山寺へお詣りしました。
今でも遍路道として利用されています。
松山観光港前に“太山寺高浜道の由来”という碑が立っています。

太山寺は、本堂が国宝に指定されている名刹です。
開基は真野長者と呼ばれる、神のお告げで開運して炭焼きから長者になった豊後の国の不思議な人物です。
瀧雲山(経ヶ森)の山頂から差した五色の御光によって難破を逃れました。
そのお礼に、豊後の国から人も木組みも運びこみ、一夜で本堂を建立した「一夜建立の御堂」の話が伝わっています。

太山寺の観音様にあやかり、高浜から太山寺までの登山道沿いにはミニ西国三十三ヶ所観音巡りの石仏が並んでいます。

松山観光港への高浜トンネルが経ヶ森と岩子山間の登山道直下を通っています。

太山寺
松山観光港 3.5km 内宮
1km 5km
高浜 経ヶ森
1km
護摩ヶ森
梅津寺 岩子山
2.8km
松江橋 3.8km 消防局前
  2km

松山市駅

伊予鉄
高浜線

三津

伊予鉄バス
三津ループ線

太山寺

梅津寺

高浜

伊予鉄
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