大峰ヶ台・岩子山
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大峰ヶ台・展望塔へ
距離 約1.2km
標高差 約110m
徒歩
下記写真の場所

大峰ヶ台の東麓、通称・フライブルク通りにある入口です。
松山総合公園の正面ゲートでもあります。
車の入口と-

歩行者用の入口があります。
駐輪場、トイレがこのゲートの裏にあります。

「松山総合公園」

正面ゲートは午後5時になるとこんな風に閉門されます。
公園内駐車場に駐車の際は注意して下さい。

車道に沿って遊歩道が設けられています。
写っている橋は墓地へ行くための橋です。
遊歩道ではありません。

塀の上にノラ猫がいたのでなでなで攻撃。
公園内でエサをあげてはいけないルールです。
なでなでは、禁止されていません。
ペットを連れての公園立ち入りも禁止されてます。
もちろん、犬・猫を捨てる行為は地獄行き。

遊歩道は結構な坂です。
でも、高度を稼げる分、すぐにこんな景色が右に拡がります。
まだ低いので、松山城もビル群に埋もれてる感じ。



車道はトンネルをくぐります。
遊歩道はそのトンネルの上をS字に越えて行きます。

トンネルの真上にある桜並木。

散り始めていた桜の花びらが-

今度は地面で満開になっていました。



第2駐車場入口。
車道はここから下り坂になって第3、4駐車場へ。
車道を渡った、桜の木のあるところが山頂への遊歩道です。

その前に、第2駐車場の奥から-

北に向かっての展望を得ることができます。
お山の北東斜面には墓地がたくさんあります。
山裾には朝日ヶ丘や衣山の住宅地が拡がっています。

駐車場入口の向かい、車道を渡ったところから再び登ります。

すぐに二又に道が分かれます。
どちらも行き先は同じですけど、左は緩やかでフラットな坂道。
右は階段を登り、その先にあるのが-



ちびっこ広場。
子どもの声や駆ける音が昼間中聞こえる、大型遊具のある広場となっています。
左の一段高いところにあるのが-

花見広場です。
時計の奥にへんてこなオブジェがあったり、トイレも完備。



大型遊具の横を上がります。

下で分かれたフラットの道と合流します。

桜も見事ですけど-

クルメツツジもきれいでした。



“<”字に曲がるところ。

桜のほか、多くの種類の樹木が植樹・育成されてます。
一年を通して緑が絶えず、様々な花も楽しめます。



丁字路。
山頂は左に曲がります。

まっすぐ下るとさくらの丘。
紹介は後ほど。

展望台下部の石垣に沿って登ります。

右上に展望台が見えてきました。



展望広場入口。
階段を登れば広場、展望台。

その前に、写真右の赤い花の木の花びらが-

石と石の間を赤く埋める石畳の道を-

南へ、進むと-



人影少ない東屋があります。



展望広場、大峰ヶ台山頂に到着です!
昔、千畳敷と云われた赤土の山頂は、今、緑の芝生に覆われています。
二つの円筒形の建物を渡り廊下で結んだ展望塔に入ってみましょう。

螺旋階段を登ると-

2階部分が渡り廊下。
見晴らしも◎です。

東向きの眺めです。
松山市街地が一望できます。
松山城のある勝山もビル群より頭一つ高く、お山らしく見えています。
高縄山系、石鎚山系の山並みが奥に連なっています。

北側の塔の3階です。
観光地によく置いてある、
有料の双眼鏡が4カ所にあります。

大峰ヶ台の三角点はこの北側の塔の屋上。
ハシゴでもないと見られない場所です。

「朝日谷」三等三角点。
標高は、140.74mです。

北側、衣山方面の眺め。
衣山の丘陵や太山寺のある経ヶ森、高浜の勝岡などが見え、奥に海も見えます。
写真右の方には御幸寺山、姫原から伊台へ続く山山、奥に高縄山。

東側、松山城・市街地の眺め。
ビルがいっぱい、にょきにょき、群れるように建ってます。

南側、伊予市・砥部を奥に眺める。
皿ヶ嶺から西に連なる山並みが青く霞んで見えます。

西側、垣生・吉田方面。
弁天山の向こうに瀬戸の海が光り、
興居島の小富士がきれいなシルエットを見せています。
すぐ下に見えている広場に降りてみましょう。

西側に休憩所があります。
芝生の広場はホント、気持ちが良いです。
犬の入場が禁止されてるので、フンも気にならないし、
ごろごろ寝っ転がっても安心。

振り返って展望塔を見ると、こんな感じ。

遠くから見ると渡り廊下を支える柱がまるで絵画の額縁のように見えました。
夏も涼しいベンチから見えるのは-

こんな、気持ちがいい眺めです。
みなさん、思い思いに指を指して、
「あれがウチで…、あっちに小学校が…」と話が弾んでらっしゃいました。

ひとりごと

春がやっぱり、一番きれいな大峰ヶ台です。
桜は遊歩道をなぞるように植えられてて、麓から見ると、ピンクのリボンを山に巻いてるかのようです。
春が一番賑やかな大峰ヶ台なのでした。
道後公園や石手川公園みたいに、ブルーシートででかでかと場所取りする花見客がいないのも◎。
当然、BBQの煙たさ、焼き肉臭さとも無縁です。
桜が終わっても、木に草に、次々といろんな花が咲き乱れるので、年中、何かと楽しめる。
木や花にはネームプレートが取り付けてあるので、植物の名前をなかなか覚えられない僕にはとってもありがたいのでした。
といっても、山を下りたらすぐ、忘れちゃうけど。

江戸時代も大峰ヶ台はお花見の名所だったようです。
松山城城主も花見見物に出かけていたという記録が残っています。

子どもの頃の大峰ヶ台は、なんにもないただのお山でした。
城東地区にいた僕らは“西山”って呼んでいました。
松山城の西にあるお山だから、西山なんだろうって単純に思ってました。
大峰ヶ台って呼び方は今でもしっくり来ないんですけどね。
小中学校の遠足で何度も登りました。
登っても見晴らしが良いだけで、お弁当食べたらすぐ、延々と歩いて帰るんだけど。
(遠足でバスだの電車だのに乗るなんて年に1度あるかないかでした。)
小6の時、僕は郷土クラブに入ってて、クラブ活動の一環で山頂に登ったことがありました。
今の展望広場は、当時は黄土色の土があちこち露出。
点点と生えてる松が部分的に日陰を作り出してるような、当時から明るい山頂でした。
先生が地面を指さし、ここに古墳があるに違いないって語り始めました。
先生が指さす地面には、明らかに周囲とは土の色が違う直径1mくらいの丸い部分がありました。
周りを見ると、丸く土の色が違う場所が幾つもあります。
古墳だろうし、掘れば埋葬品かなにかが出てくるはずだって、先生は教えてくれました。
いやー、正直、驚きましたよー。
古墳なんて日常とかけ離れた特別な存在でしたし、誰かが見つけたものを博物館で見るものでしたから。
僕の中では同じく地面の下にある化石とほぼ同列でした。
古墳が土の色みたいな簡単なサインを出してるのも驚きました。
じゃあ、僕でも掘ったら、なにかを発見できちゃうの!?みたいな想像にもワクワクしました。
といっても、その時もそれ以降も、地面を掘り返すなんてことは一度もしませんでした。
あの山頂の丸い物が古墳だったのかどうか、今でもとても気なっています。
後の世に建てられた城や館で柱などを立てた基礎の跡かも知れませんけど。

そんな西山は松山市政100周年を記念し、“松山総合公園”に生まれ変わり。
あの展望塔の西洋の城砦風なデザインはできた当時から賛否両論ですね。
僕個人的には塔のデザインより、午後5時にゲートを閉めちゃうのと、駐車場が正面ゲートからしか入れないのが×かな。
塔は360度見晴らせるから、それだけでOKです。

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