カレイ山へ | ||||||||||||||||||||||||||||
①②③④⑤⑥⑦⑧⑨⑩⑪⑫⑬⑭⑮ | ||||||||||||||||||||||||||||
|
|
|||||||||||||||||||||||||||
①大島を縦断する国道317号線を北上、
八幡山を見ながら進みます。
八幡山の下まで来ると国道は左へカーブし、山の西麓へ迂回、
コンビニもある八幡地区へ入って行きます。
②コンビニを過ぎた伊予銀行の向かいに藤崎古墳の看板発見。
「島内で特に大きい前方後円墳 藤崎古墳」
農道みたいな道を入ってすぐ丁字路に。
ここに道標がないので正直、迷いました。
正解は左折。
左折して30m。
くぃっと右折するんですが、ここにも道標欲しいなぁ。
当初、ヤマ勘で農道を登りました。
次の丁字路を曲がると-
お? なにかあるぞ。 お寺? 墓地?
③島四国の札所でした。
薬師如来さんです、合掌。
お堂の裏の墓地の上に看板があります。
ここが藤崎古墳(の上)なのでした。
前方後円墳な感じはあまりしませんでしたが。
藤崎古墳 | ||
古墳のあるこの付近一体を昔から古崎とよんでいた。 島内にある百数十の古墳の中では特に大きい前方後円墳で、西北は90米、東西は160米ほどである。 八幡山麓の標高60米で湾内を見下ろす丘陵の上に版築(粘土で盛り土)されたもので、北側は前方部と後円部のくびれが築造当時のまま残っている。 中央部に石室があり、奥行きは330糎、高さ140糎、内部の幅110糎で、羨道(石室までの通路)があり、その入口は、立て0糎、横55糎で、入口付近はこの古墳を造営した際に使用された石尺も残されている。 ここの出土品は、鉄斧、金環、勾玉、剣、刀子、馬具、須恵器、円筒埴輪などで、これらは近くの大亀八幡神社に保存されている。 前方部にある堂宇は、最新を祀った祠であったもので、現在では島四国八十八ヶ所の札所のひとつになっている。 墳丘の一部や周囲には、いくつかの陪塚(家来の墓)も見られて、ちくぞうねんだいは、古墳時代終末期の6世紀末か、7世紀末の頃と推定され、島の周囲にある古代山城との関連が注目される。 |
||
お墓の回りに生えてた小判草。
踏み跡があったので古墳の上へ。
麓は吉海出張所などがある吉海の中心地の八幡地区、
解説にあった通り、奥に湾(入江)も見えました。
川のように流れる瀬戸を渡って島に着いた古代人は、
この平地を見つけた時、命がけで海を渡ってきて良かったって思ったでしょうね。
藤崎古墳から国道317号線をさらにさらに北上。
道は再び山の中へ入って行き、
石文化伝承館などがある石文化運動公園の入口を越えると下りに。
大島の北半分を占めてる宮窪町へ。
④自動車道の高架とくぐり、
大島北ICの入口真近、車線が3車線になったカーブに、
念仏山へ登れる林道大戸線の入口があります。
港で見た大看板はありますが、念仏山の道標はありません。
いまはカレイ山に行きたいので、国道を直進。
⑤大島北ICを過ぎた次の信号交差点がカレイ山の入口です。
「←カレイ山展望公園」の標識あります。
左折すると-
正面の山は念仏山の北尾根ですが、
山の上の白い岩盤がむき出しになってる石切場が目に止まりました。
大島の特産品「大島石」の採掘場です。
結構高いところにありますが、ここからは見えないだけで、
念仏山やカレイ山のあちこちに採掘場が点在しています。
カレイ山に行く道中、石を積んだ場所に何度も出会いました。
⑥急坂を上ったカーブミラーのある丁字路を左折。
丁字路を通り過ぎるくらいで、
「カレイ山展望公園 ←2.5km」の看板が目にとまります。
実際、一度、通り過ぎてしまいました。
⑦カーブを大きく右に曲がり-
また自動車道をくぐり-
すぐに右に曲がって、山頂まで残り1km。
山に向かってどんどんどんどこ、上ります。
途中にある採掘場。
平日は作業車やトラックが出入りしてると思うので、
山道のブラインドカーブは対向車に注意。
⑧カレイ山と念仏山の分岐がある峠に到着。
まず、左・念仏山、右・カレイ山の分岐、右を進むと-
こんな案内があるけど、
実際はまさかの立体交差-
三つ叉に分かれた真ん中、「カレイ山展望公園」のゲートが正解。
直進の左もトンネルになってる右も余所国地区へ下ります。
すぐの丁字路を案内に従って左折したら-
⑨展望公園の駐車場に到着しました。
車道は展望台の方までまだ続いていますが、
一応、管理道路につき、進入禁止。
日陰に車を駐め、支度。
「カレイ山展望公園案内図」
駐車場の隅っこに売店がありますが、その左奥に-
遊歩道の登り口があります。
新緑の中、野の花咲く遊歩道をとことこと。
⑩遊歩道はちょこちょこ分岐しますが(写真の場所は左折しました)-
辻には地図が描かれた石が置いてあるので、迷うこともなく、「東屋」を目指し、さらに登りました。
お! 開けてきたかな?
⑪おお~! 大島の北の海島、お隣の島・伯方島、
そして大三島、しまなみ海道のパノラマ登場です!
小径の右上、東屋が立ってるところが-
カレイ山山頂です!
東屋の前にある「展望案内図」とほぼ同じパノラマが-
さっき見えなかった伯方・大島大橋がちゃんと見えました。
伯方島の宝股山、尖ってますねぇ。
伯方・大島大橋は、
大島側が吊り橋、伯方島側は吊ってない橋。
ふたつの橋でワンセットになってます。
当然、この橋も歩行者~原付も渡れます。
山頂から左に下ったところにぴょこっと顔を出してるのがカレイ山展望台、
写真右に写ってる木陰にフジ棚があります。
展望台へ行ってみました。
階段を下ると-
⑫広場に下り立ちました。
広場の片隅に-
「瀬戸の水軍」という歌碑がありました。
鳥羽一郎が歌っていたとは知らなかった…。
広場の出口からすぐに展望台。
⑬展望台は石垣の上。
石垣部分はギャラリーになってるようですが、
施錠されて中には入れませんでした。
展望台の右奥に「遠見茶屋」という休憩所。
地魚を使ったカレー(カレイ山だからカレー)が名物です。
では、階段を登り、展望台へ。
海賊衆の砦を摸した塔の屋上が展望スペースになっていて-
こちらが展望台からのパノラマです!
尖りお山が目印の伯方島の右(東)、
川のように流れる船折瀬戸を挟んだ大きな島が鵜島、
その右下にある小島が村上水軍の城跡がある能島と鯛崎島です。
村上水軍が根拠地にした海域です。
広島(本州)のお山も見えてるような、見えてないような。
南を降り返り見て、高縄山系のシルエットをアップで。
今治方面から少し左(東)へ視線をずらすと、
石鎚山脈から東の、赤石や法皇山脈が薄ぼんやりと。
船折瀬戸は大河のよう。
南にそびえる念仏山。
⑭駐車場へ、アスファルト舗装された道で戻る途中、
ヤギの小屋を見つけました。
周りの白い粉は病気予防のための消石灰。
角がある方が娘の小雪、母親は雪、ということで-
娘の小雪ちゃん。
角があるのでオスかと思ってたよ(^^ゞ
母親の雪ちゃん。
伝染病予防のため、しばらく小屋でゆっくり過ごしてます。
その後、舗装路をカツカツと下ってたら-
⑮右上にキャンプ場がありました。
トイレに炊事棟、テントサイト、キャンプファイヤーのスペースもありました。
ひとりごと | ||
実は、亀老山からカレイ山に移動する前、大島の象徴的なお山、八幡山に登るつもりでした。 こんな張り紙をいっぱい見かけます。 さて、カレイ山。 山頂にいたヤギの親子は以前は小屋の外で草を食んでたんだそう。 宮窪町で思い出したのですが、何年か前、宮窪港で行われた海上花火大会を見たことがあります。 |
||