冬 '09
竜神平~登山口 | |||||||||
①②③④⑤⑥⑦⑧⑨ | |||||||||
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①風穴へ戻る途中、森の中へ最後の寄り道。
高高と育った針葉樹林。
人間なんてちっぽけな存在。
360度、凍った林の中で新雪を踏み踏み楽しんで-
ウインタースポーツ業界で“マッシュルーム”と呼んでる、
雪がこんもりと盛り上がった場所を見つけ-
お子様モード全開で、両手拡げてダイブ!
デスマスクも完成。
絶対一度はしたくなっちゃうのでした。
②清水が湧く谷に出ると雪がまだ残っていました。
ちょっと気温が上昇しただけで一瞬で消えてしまう、
はかない雪の華、しばし、お別れ。
③ブナ休憩所にて。
木立の隙間から、重信AXが薄ぼんやり見えました。
④トラバース区間にある丸太の椅子。
朝はもっと埋もれてたから、気がつかなかった。
標高が下がると気温は上がり、
雪のかさは減ってゆきます。
⑤崩れた雪が踏み跡を埋めてました。
気温上昇で、斜面の雪が雪崩れてきたようです。
小規模な崩れでも要注意。
とどまらず、早足で抜けましょう。
⑥風穴まで戻ってきました。
手すりに雪だるまが並んでました。
雪遊びしに家族連れが訪れていたのでしょう。
下の公園から子供たちの声が聞こえてきます。
無人の風穴。
直ぐ下の駐車場にあった車はもういませんでした。
⑦公園の雪だるま。
ほかにもたくさん、ありました。
もう午後4時半なのに、家族連れがまだ残ってて、
子供たちは雪を丸め転がし、新たな雪だるま作ったり、
無尽蔵な体力で元気に走り回っていました。
避難小屋から見た風穴方面。
最後に残った2台の車も、
僕が麓の駐車場にたどり着く前に、
林道を下って行きました。
明日になれば、また新たな登山者が来て、
公園に残されたたくさんの雪だるまが出迎えることでしょう。
⑧朝はこんなだった登山道が-
帰りにはすっかり土が出て-
⑨ヌタの元池の坂道も-
アスファルトがむき出しになって、
軽アイゼンはもう必要なくなっていました。
ひとりごと | ||
充分、スノーシューで歩き回って、股関節が抜けたかと思うくらい、足も疲れた雪遊びももう終わり。 風穴とブナ休憩所の間の、1キロも続く長いトラバース区間は雪崩注意区間です。 雪崩なんて…、って笑われるかも知れないけど、雪崩れる条件は揃っています。 一度、雪かき中に屋根の落雪に巻き込まれたことがありました。 海水浴場で、砂に埋もれる遊びをしたことがあると思います。 雪景色が見事な登山道ですけど、雪くずが道を埋めてたりしたら、その場に留まらないようにしてください。 さて、風穴・上林森林公園に着いたらもう午後4時。 そんなトラブルに遭いつつ、避難小屋を借りてスノーシューを仕舞いました。 駐車場に無事戻り、スクーターに乗って林道から県道へ下ると、朝いた車は1台も残っていませんでした。 またいつかきっと、戻ってきたくなる、冬の皿ヶ嶺でした。 |
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